増え続けるクレジットカードの不正利用被害額への対策として、経済産業省、警察庁及び総務省は、クレジットカード会社等に対し、送信ドメイン認証技術(DMARC)の導入をはじめとするフィッシング対策の強化を要請しました。
「DMARC」は、フィッシングメール対策に有効とされている送信ドメイン認証技術です。導入のガイドラインも公表されていますが、多くのカード会社の中には、ガイドラインだけでは導入が進みにくい状況も発生していることから、このセミナーで基本の考え方や導入支援、導入済みの大手カード会社による経験などをご紹介いたします。
※DMARCはDomain-based Message Authentication, Reporting, and Conformanceの略称です。
開催要項
日時 | 2024年2月16日(金) 14:00〜16:40 |
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会場 | TKPスター貸会議室 茅場町 ホール7B(定員120席) 東京都中央区日本橋茅場町1-6-10 日幸茅場町ビル 7階 |
会場アクセス | マップ |
主催 | 日本カード情報セキュリティ協議会 (JCDSC) |
参加要項
参加費 | 無料 |
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参加対象 | クレジットカード会社・関係事業者の方 |
参加申込み・お問合せ | 申込み受付は終了させていただきました。(2/15) |
セミナー内容
1.「なりすましメール防止技術DMARCの概要と導入のポイント」
なりすましメール防止技術であるDMARCは、近年日本国内でも導入の必要性が非常に高まってきています。ここでは、DMARCに関する概要や最新動向と共に、TwoFiveが提供するDMARCレポート分析サービスであるDMARC/25 Analyzeをご利用いただくことでどのようにDMARCへの対応を進めていくことができるかをご紹介します。
講師:株式会社TwoFive 開発マネージャー 伊藤隼人
2.「BIMI(認証済ブランドロゴ表示):DMARCを次のステップへ」
BIMIは、メール送信者の認証済ブランドロゴを表示することで、受信者が送信元をすぐに識別でき、なりすましを防止できるDMARCを有効活用する為の新しい規格です。本セッションでは、BIMI(メッセージ識別のためのブランド指標)の概要をご紹介します。
講師:NTTデータ先端技術株式会社 サイバーセキュリティ事業本部
チーフエンジニア 綾村 薫
3.「DMARC導入における課題と製品選定のポイント解説」
弊社がこれまでにご支援をさせていただいたDMARC対応の事例ををもとに、DMARC対応でのよくある課題をご説明いたします。また、DMARC対応のためにツールを導入するケースがほとんどとなりますが、導入後に後悔しないための製品選定のポイントを併せてご紹介いたします。
講師:NRIセキュアテクノロジーズ株式会社 クラウドセキュリティ事業部
エキスパートセキュリティエンジニア 斉藤 弘之
4.「DMARC、BIMI 導入までの勘所と導入効果」
DMARC、BIMIを導入済みのカード会社の立場から、実体験を踏まえ、導入までの勘所や導入後の効果について、説明いたします。
講師:三井住友カード株式会社 システム統括部
シニアマネージャー 樋口 直廣
以上